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2008年 03月 27日
PARISの地下鉄は音楽家がそこここにいます。 ホームでバイオリンを弾いている男性、アコーディオンを弾く若者、オーボエ、ビオラ、フルート、ハーモニハカ、胡弓を奏でている中国系の女性までいます。 足元に小さな入れ物、でもほんの僅かしかお金は入っていません。 慣れない私は素通りする度に心が少し痛み、いくばくか入れたほうが良くないか、、でも、こんなにアチコチいるととても全部には入れられないし、初めの頃は少し恐さも感じたりもしました。 この地下鉄8号線にもアコーディオンで大好きなアルゼンチンタンゴを弾く男性がいました。 いかにも異国に来ている感じで気分も盛り上がります。 車両を歩きながら弾いて一駅毎に車両を移動、ちょっと追いかけて行きたいほど、キクちゃんと2ユーロ用意して側を歩いてくれるのを待ちましたが、残念!隣の扉から降りて前の車両に行ってしまいました。 中心から3.40分でもう終点、冷たい雨の中今井氏のお迎えをいただきご自宅まで。 市内中心地では見かけなかった大きなショッピングモールにスーパー、大きな公的な建物も建ち新しい街が出来ています。 古い建物を保存し、なかなか細かい規制のある旧市街地、実は生活には不便が付き物だそうですが、新しい街は便利な団地と整備された公園、人造湖まで造られています。 こちらでは引越しの荷物は全部クレーンで吊り上げて(5階くらいでも)入れるのだそうです。 時にバカンスの間に家中の荷物を持ち去られた、、と言うこともあるそうですが、窓にクレーンをつけて本格的に作業をしているとかえって疑われにくいのだそうです。 さて、訪ねた今井氏のご自宅は団地の3.4階を使ったメゾネットタイプで、日本の団地よりはるかに広く使いやすそうです。 もう30年以上のPARIS生活で、蚤の市や骨董店で少しずつ集められたアンティーク家具やガラス類、生活を楽しんでナポレオン時代のグラスも日常使い、海外に暮らす日本人の家庭をお訪ねするチャンスはなかなか無いと思え楽しく珍しい時間をすごさせていただきました。 2年に1度のわりで銀座で作品展をなさっているそうで、来年はまた日本にお帰りになるとか、、是非お伺いしたいものです。 珍しいチーズをいただいたりしている内に、楽しい時間はすぐに終わります。気がつくと雨も上がっています。 帰りに ギャラリー ラファイエット 巨大デパートに立ち寄りました。 こちらはアールデコ調の美しい天井ドームや内装が見られるのです。 ちょうどソルドの時期で、夕方のデパートはお客であふれています。 何か私も買いたいとワゴンを漁って見たりもしましたが、やはりワゴンのものはチョッと品質が、、ちゃんとしたものはソルドでも当然お高い、、、結局何も買いませんでしたが、日本人スタッフもアドバイスを下さるからお買い物は楽かもしれませんね。 今日のディナーはデパートグルメにしましょう、と食品売り場をウロつきますが、やはり食文化の違いでなかなか美味しそうなものを見つけられません。 お肉のパイ包み、インゲンのソテー、ミニグラタン風魚料理、サラダ少々、残念ですが食べ残してしまいました。 持参したインスタントラーメンが一番美味しいなんて、、パリでは暮らせないかしら? 写真は、ギャラリー ラファイエットの内装の一部、美しいでしょう~!
by teoriasobiya
| 2008-03-27 09:39
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