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2008年 02月 21日
一昨日までの数日、日本橋高島屋での人形展のお手伝いなのか、お邪魔なのか、、
お客様に記帳をお願いすると、筆とサインペンを用意してあるがほとんどの皆様が筆をお使いになる。 堂々とお書きくださる方、ゆっくり丁寧な方、ちょっと自信無さそうな方、皆さんそれぞれなかなかお上手なのです。 私の父方の親戚や兄弟たちは比較的筆の上手な方かと思いますが、私は残念ながら悪筆のうえに少し丁寧さが足りない、子供のころからかなりのコンプレックスがありました。 小学3,4年生だったか、ある夏休みに見かねた祖父から毎日縁側に座って「立」の字の練習をさせられました。 「立」には習字の基本の筆遣いがみな入っているのだと言う。 何日続いたのだったか、、、一度も褒められることなく突然中止になった。 あれは、祖父が私には無理だとあきらめて投げ出したのか、飽きっぽい人だったから教えるのに飽きたのか? 大人になっても上手になれず、目上の方への手紙や年賀状、そして今回のような展覧会の記帳がとにかく苦手でした。 十数年位前本当に苦い思い出、ある日本画の大家の展覧会の招待状をいただいて東京まで出かけました。 受付で招待状を差し出すと記帳をと言われ、しかも筆しか用意がないと言う。 ずらりと並んだ受付の方々のジッと見る中、まだ少しは若かった私は逃げ出したい思いで記帳。 後からあの拙い記帳を、招待状の送り主が見られるのかと身が細るほどの思いでした。 それなのにあの恥かきも身に付かず、何の努力もしないまま悪筆は今に至っています。 今度こそ、本当に今度こそ! 筆の練習をします。まずは丁寧に書く。繰り返し書いて書き慣れる。決めました!!
by teoriasobiya
| 2008-02-21 09:29
| 想いあれこれ
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