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2006年 06月 12日
先日の朝日新聞に、建築家の安藤忠雄氏が書評を書いていた
その中で彼は自分の日常が時間に追いかけられている、自分で責任を取れるギリギリの状態と書いてあった 世界を駆け回り、大きな仕事を成し遂げる彼、それでも自分がコントロール出来る範囲は守る 彼とは大きくレベルは違うが、やはり時間に追われて、、、 例えば週に1度の新聞の書評コーナーを読むと、毎週何冊か読もうと思う本があるけれど、実際はほとんど読むことが無い 切り抜いておこうと思いつつ、イヤ本屋に行けば分かるだろうとそのままで、気付くともう翌週の書評 実際は一日の中で読書をする心の余裕が無く、眠る前の少しと電車の中くらいしか本を読めない そんな日々の中で、ちょっと小さな楽しみ方がある 旅行に行きたいけれどなかなか思うようにならなかったある日、仕事で大阪に泊まったホテルの朝のティールーム 日常と違う空間の中で、ここはソウルのホテルだと思い込んで外を眺めた 仕事に向かうサラリーマンの姿も突然韓国人に見えてきた 街行く人、ビル、開店準備の店、すっかりソウルにすりかわって、ゆっくり旅気分に浸れた それ以来、時々自分を別の空間に置いて見る とても暑い夏の日盛り、冷房の効いた部屋の中でみる外は、暖かい陽射しの初春に置き換える 冬の日は、外は強い日差しの夏だと考えると、なんだか体が温かくなる そして、あちこちに心の旅に出たりもする わずかな時間の大人の空想ごっこ、なんだか心が軽く楽しくなるのです あっ、昨日面白い青年を見た、雨の中傘を差して歩きながら文庫本を読んでいた。そこまでして読んでいたのはどんな本かしら
by teoriasobiya
| 2006-06-12 00:24
| 想いあれこれ
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