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2014年 02月 10日
次は4枚綜絖のウール織りをする工房を訪ねました。
この旅に出かける直前に初めての4枚綜絖を楽しんでいた私にとっては、興味津津です。 先日見たパトラ織りもそうでしたが、ここでも織は男性の仕事です。 刺繍は女性の仕事でしたが、この国では織はすべて男性の仕事だと何かで読んだ気がします。 写真で判るかしら?織り手は床に開けた穴に腰かけて織ります。 何人もの人が働くこの工房のオーナー、手紬の糸で織った素敵なジャケットを着ていました。 この一家もNational Awardを受賞していて、赤いのがおじいさんの代、ベージュがお父さんの代、青いのが自分たち兄弟でそれぞれ受賞、何カ月もかかって制作したそうで、素晴らしい作品でした。 奥の大きなショップにはレベルの高い織や染めの作品が揃っていて、買い付けらしいお客さんが何組かいました。 フイと耳に届いたフランス語に、聞いてみるとパリから買い付けに来たそうで、ODEONでお店をやっているのだそうです。 昼食済ませてろうけつ染め工房を訪ねました。これが最後の工房です。 少し湿らせた砂を台の上に置いて布を置き、「カラム」という金の棒に植物の繊維をつけた筆に蝋を含ませて絵を描きます。 下の写真は私の体験でしたが、教えてくれた女性が最後は取りあげて点々と遊んでいました。 下染めをして、赤い染料で染めてくれました。 外の大釜でお湯を煮立てて蝋を落とし、浮いて来た蝋はすくい上げてまた使うのだそうです。 鮮やかに染め上がった布を庭に干して、終了。
by teoriasobiya
| 2014-02-10 01:23
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