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2014年 01月 29日
インドの中で最も観光客の少ない地域と聞きましたが、それでも土で丸く作った家にカヤ(?)草(?)の屋根を載せたブンガという地域独特の家を沢山建ててホテルにした、Village Resortに立ち寄りテントレストランで昼食をとりました。 テントの天井に染めのバンダナをいっぱい装飾して、まさに観光用レストランです。 午後はカッチ地方の北部、もうパキスタンにほど近いドロド村に行き、まだまだ若いけれど刺繍の名手として、インドのテキスタイルに興味のある世界の人に知られるムトワ族のソフィアさんの家を訪ねました。 一族同じ敷地で暮らすこの地域、ソフィアさんの家お兄さんの家お姑さんの家等が有り、ソフィアさんの家の玄関はとても奇麗にして有ります、靴は脱いで上がります。 部屋の中も、これまで訪ねた家の中で一番美しく、手づくりのベッドカバーも素敵でした。 ただ今制作中の作品です。 イスラム教徒のソフィアさんは写真を撮らせてもらえません。手だけならと。 実際に見ると本当に細かく綺麗です。 夫の親族と暮らすソフィアさんは十代の後半(今30代半ば?)頃からとても細かいミラー刺繍で有名です。 この細かさが彼女のプライドだそうです。 女性を表に出したがらないイスラム教徒の親族は、こうして外国人達が沢山訪れるのをかならずしも歓迎はしていないそうですが、でも前年私の友人もパリやドイツからここを訪れていますし、世界中のテキスタイル研究者にはMutwa Embroideryの作家として有名な存在で、ネット検索をすると日本人も随分ここを訪れています。 一族を経済的に支えてもいるのかもしれません。 女の子は学校に行く必要がないという周りの言葉に屈せず、子供たちを全員学校に行かせ、少しずつ独学で英語も話せ、賢く芯があり自分の意思は通すところは通す聡明な女性のようでした。 これを買いました。額に入れて飾ろうと思います。
by teoriasobiya
| 2014-01-29 12:34
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