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2011年 03月 22日
ベルギーレース!グランプラス広場の周囲には沢山のレース店が有ります。
前もって見たガイド本では数店しか紹介して有ませんでしたが、そこここにレース店やもう一つの手工芸特産品ゴブラン織の店が有りました。 次々入って行くと、同じ物でも価格にバラつきがあったり、、? 私の気に入ったお店、Maison Antoine 素敵なマダムがオーナー、もちろん今のレースがほとんどですが、アンティークも販売しています。 今彼女が制作途中のボビンレースです。 娘へのお土産を選んでいると、入って来た若い女性の二人連れ「あっ日本人だ!」私達を見て喜んでくれています。 一人は数か月前まで日本に来ていたベルギー女性、もう一人は反対にベルギーに学びに行っている日本人女性。 「日本語が話したくてたまらなかったんですよ」とベルギー女性が通訳をしてくれて、額に入ったアンティークを一つ買いました。 上の2枚はニードルレース、下のがボビンレース。 1865年より前の物だとか、本当に繊細で美しいのですよ。 一応人気第1番の(小便小僧)を見たり、スーパーに行ったり、お土産のチョコレートを買ったり、もう歩きまわってかなりヘトヘトです。 「タクシーに乗ろう」とキクちゃんは言ったけど、地図で見ると、ブリュッセル中央駅(Bruxelles sentrale)は割合と近そう、歩いても行けそうです。 チョコレート店のお兄さんの教えてくれた道をどんどん登る。 坂道はどこまでも続きますが、一向に駅らしいものが見えてきません。 大きな教会を過ぎてと言ったけど、、、それがあまりに遠い、、、キクちゃんはもう脚が上がりません。 信じて登りきって!有るはずの駅が有りません、雨はしょぼしょぼ寒い。 誰に聞いても知らなそう、やっと教えてくれた少女が笑いながら指さしてくれるのは「来すぎたから少し下って左に折れる」どうしても私はそれを信じられません、、、?? 二人連れのお兄さんにもう一度聞くと「少し下って右手に有るよ」もう暗くなってくるし、、 頼りなさそうな小さな二人の東洋人オバサン、可哀そうになったのかついに駅まで連れて行ってくれました。 が、彼らは足が速い速い、必死でついて行くけどキクちゃんはもう遅れ遅れです。 「ユア フット イズ ロング、バット、ウィ フット イズ ベリー ショート!!」と叫んでみても笑うばかりで「心配しないで、任せなさい」と言ってるみたい。 それでもやっと到着した中央駅、何だか朝着いた所とは違うみたい、、、だけど。 どこを探しても、パリ行きの特急電車のホームが見つかりません。 窓口に聞くと「4番線ホームに降りなさい」 でも、まず電光表示板にパリ行きの電車が載っていません。 ウロウロ、あの人に聞き、この人に聞き、上がったり、下りたり、 18:37発、もう30分も無いのにホームが見つからないのです。 落ち着いて、考えよう! 「4番線に降りる」まずこれが正しいはず。 やっと見つけた駅員さん(日本もそうだけどホームになかなか駅員さんっていませんよね~) 特急の切符を見せると、英語で何だかいっぱい言ってくれるけど聞き取れません。 繰り返し繰り返し、結局断片的に判ったのは ここは、特急の止まる駅では無い、駅が違います「何だって!!?」 これからこのホームに来る電車で3分、1駅目があなたの探すBruxellesMIDI駅です、そうだったのか、、、 根本的に間違えていたのです。 パリのサンラザール駅で聞いた時から、そもそも間違えていたのです。 Bruxelles sentrale駅イコールBruxelles MIDI駅に非ず、当たり前です。駅名が違うんですものねー。 MIDIをミッドナイトのミッド、中央と思いこんだのが私の間違い、セントラルと一緒かと思いこんだのでした。 後で知人に聞くと「大阪と新大阪の違いみたいなものよ」分かりました。もう失敗はしません。 やがてやって来た4番線の電車の古くて、暗くて、お客がほとんどいなくて、乗り込んだものの大丈夫かしら?これで違ったら、もう間違いなくパリ行きには乗り遅れです。 良かった、間違いなくMIDI駅、特急タリスの表示を見たときのホッと感。 発車5分前に乗り込んだ特急タリス、帰りは1等席を取ってありました。 素敵なお兄さんがワゴンでやってきて、「飲み物は?サンドイッチは?」 お財布を出すと「NO」1等車には無料で軽食がついていたのでした。 ちなみに、どうした訳かチケットを買う時にこの電車は2等席より1等席の方が安かったのです、不思議。 せっかく乗り込んだ1等席、キクちゃんも私も疲れ果てて、「ワタシャ、もう今日は3度も死んだよ」なんてキクちゃん。 乗り心地も楽しまないうちに、眠りこけ、気づいたらもうパリに帰って来ていました。
by teoriasobiya
| 2011-03-22 13:39
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